東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 共通技術室

基礎物理学実験

 教養学部の理系の1,2年生が必修科目として履修している『基礎物理学実験』を担当しています。
 基礎物理学実験は、『物理実験学入門』『剛体の力学』『ケーターの可逆振り子』『磁束密度の測定』『電磁力』 『オシロスコープ』『交流回路の特性』『干渉計による空気の屈折率の測定』『減衰振動・強制振動』『気体の熱力学』 『ヤング率』『霧箱』『GM計数管による壊変率の測定』の講義1種目、実験12種目で構成されており、 月曜日から金曜日まで毎日3,4限の2コマを使って実験を行っています。 夏学期は1日に120名前後、冬学期は180名前後の学生が受講しています。 今年度は担当教員18名、技術職員1名、秘書1名でこの実験を担当しており、技術職員の業務としては、 毎日の実験の準備、実験装置の整備、新装置や新種目の開発、学生用の試問控室の整備を担当教員らと協力して行っています。 実習期間以外は、実験室の整備、実験装置のメンテナンスおよび改良を行っています。 今年度は上記業務以外にも、新規棟への引っ越しを進めています。

 また、広域科学専攻には回路室(電気部品をはじめとした消耗品をストックし、研究室等にいつでも利用して もらえるようなストックルーム)があり、物品の管理等も担当しています。近年、払い出し件数が減少していることもあって、 より使いやすいシステムに見直すことが今後の課題の一つです。