東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 共通技術室
学際科学科学生実検
平成25年4月から文理融合学科としての新学科「学際科学科」の3年生が実験を開始しました。実験名も『情報工学環境計測実験』 『生物圏環境科学実験』『地球圏環境科学実験』になりました。『地球・生物圏環境科学実習』は7月に栃木のフィールドで行われます。 実習で採取した岩石や湖水のサンプルは実験で分析します。新しい「学際科学科」は、文理の壁を超えた新しい融合領域を生み出す人材を育成するための学科で、実験内容も、電子回路、情報工学、 化学、地球化学、生物学、地学など広範囲な領域と階層に及んでいます。いろいろな実験装置があり、準備・管理は本当に大変ですが、 近年の気候変動やエネルギー問題など複雑かつ地球規模の問題に対応できるよう、分野横断的なテーマについて、3年生が自ら手を動かして データ解析し考察する実験は大変重要です。地球の多様な難問を次々ブレークスルーしてほしいです。
より安全に楽しく充実した実験を行うため、日々の装置のメンテナンス、試薬や機材の安全管理には特に注意しています。 実験室と装置や資料の管理の他、実験レポートの集計、TA管理、会計管理などの業務も行っています。
学際科学科になって新しくロボット制御実験が加わったため、ロボット学会などに参加し、最新の技術や情報を取得するための自己啓発にも努めています。
また、実験室管理だけでなく、キャンパス全体の実験系プラスチックのリサイクル管理も行っています。使用済みプラスチックの高炉原料化は CO2を30%削減します。環境保全の視点からも大変重要な業務です。