東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 共通技術室
低温サブセンター
駒場Iキャンパス内にある低温サブセンターは、総合文化研究科もしくは教養学部に属する教員・学生に、①寒剤と②窒素ガスを供給する組織です。① 寒剤の供給
液体ヘリウムと液体窒素の供給を行っています。
・ 液体ヘリウム
ヘリウムガスを低温サブセンター内の液化機で液化、小口の100L容器に充填し、これを教員・学生に持ち出してもらうこと で液体ヘリウムを供給しています。サブセンターと研究室はパイプラインでつながっており、研究者のもとで使用が済み、 ガスとなったヘリウムはサブセンターに戻ります。これを再び液化することでヘリウムガスをリサイクルしています。 なんらかの理由でロスしたわずかなヘリウムを業者より買い戻すだけで総量は変わらずに済むため、市場価格よりも大幅に 安い価格で液体ヘリウムを供給することが可能となっています。
・ 液体窒素
液体窒素は2種類の方法で供給しています。一つは、技術職員がサブセンター内にある120L容器に液体窒素を充填、 これを研究者が持ち出すことで供給を行うものです。大口のユーザーの多くがこちらの方法を望まれます。もう一つは、 ユーザー自身で充填作業を行っていただくもので、10L容器を扱うような小口のユーザーが多数を占めています。
② 窒素ガスの供給
窒素ガスは、低温サブセンターにあるコールドエバポレータ内の液体窒素を蒸発器に通してガスとし、 これをパイプラインにのせ、各研究室に供給しています。